離婚は簡単にできるもの?
みなさんそれぞれ理由があって離婚を決意すると思います。
しかしながら、理由によっては離婚できない場合があることをご存知でしょうか?
話し合いによる合意の上で離婚する場合は、どんな理由でも問題ありませんが、裁判で離婚する場合は、正当な理由が必要になります。
正当な理由とは、以下の通りです。
・不貞行為
・悪意の遺棄
・3年以上の生死不明
・配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないこと
・その他、婚姻を継続し難い重大な事由
上記の6項目のうち、いずれかに該当すれば、裁判で離婚できる可能性があります。
不貞行為とは、簡単にいえば浮気をすることです。
悪意の遺棄とは、理由もなく同居を断られたり、生活費を払わなかったりすることをいいます。
生死が3年以上分からない場合や、配偶者が強度の精神病にかかり、回復する見込みがないと診断された場合も、正当な理由として判断されるでしょう。
その他、婚姻を継続し難い重大な事由とは、性格の不一致や暴行、虐待、セックスレスなどをいいます。
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⇒ ズバリ!離婚したら慰謝料の相場は?[離婚に関するお金の流れ]
こちらを参考にしてください。
円満に妻と離婚するポイント
できる限り揉めることなく、円満に離婚したいですよね。
何も考えずに離婚を切り出すと、大抵は揉めることになるため、注意が必要です。
妻と円満に離婚するコツは、下記の3つです。
・離婚前に準備をしておく
・離婚を切り出すタイミングに気をつける
・浮気の証拠集め
一般的に、離婚してから養育費や慰謝料などについて話し合う方が多いと思います。
しかしながら、離婚したにもかかわらず、話し合いのために何度も顔を合わせるとなると、お互いに辛いものがあるでしょう。
離婚前に、決めるべきことはきちんと話し合っておくことが大切です。
離婚を切り出すタイミングにも注意してください。
タイミングを間違えてしまうと、応じてもらえない場合があります。
妻の状況をうかがってから、慎重に離婚を切り出しましょう。
妻が浮気をしている場合は、その証拠を集めてください。
証拠になり得るものは、どんなに些細なものでも構いません。
浮気で裁判に至った際、証拠をつかんでいる方が確実に有利です。